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【特集:リフォーム業界トレンド2020テクノロジー活用】現場調査は1部屋2分で完了

【特集:リフォーム業界トレンド2020 テクノロジー活用】現場調査は1部屋2分で完了

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研修にも広がるVR

 テクノロジーがライフスタイルを刻々と変化させている中、リフォームという仕事のスタイルも変化を続けている。今回はテクノロジーを活用して現場調査や研修業務を効率VR活用 化している4社を紹介する。

◆花田工務店

カメラで撮影と採寸を完結

 愛知県豊橋市の花田工務店は、リフォーム営業の中でも時間の取られがちな現場調査をテクノロジーを活用することで簡単に済ませている。同社では、リアリムジャパン(福岡県福岡市)が取り扱う、空間の寸法を計測できるライカ社のカメラ「BLK3D」を使い、1部屋あたりの現場調査にかかる時間はわずか2分だ。

花田工務店 実際にBLK3Dを使って採寸してもらった実際にBLK3Dを使って採寸してもらった

 このカメラは、撮影した画像から計測したい2点を選択するとその区間の長さを表示してくれる。具体的には、壁の幅を調べたい時、範囲全てが入るように撮影し、画面上で端と端を選択するとその範囲の長さが示される。また、窓の高さを測りたい場合も同様に撮影すれば、縦も横も長さを測ることができる。さらには家具などもサイズを知ることができる。

 「以前は1部屋でも20分程度かけて、1辺ごとメジャーで測っていましたが、このカメラを使うようになってから、2分程度5~6枚の撮影で済むようになりました」(リフォーム部若狭那由太課長)

 また、撮影画像をパソコンに取り込むと計測できるので、採寸忘れの解消もできている。「採寸に集中したくても、お客様から話しかけられることがあったり、次のアポイントに間に合わせるために急いで、メジャーでは採寸し忘れることもあります。それが後からわかって、もう一度1箇所だけの採寸をするのは時間の無駄です。しかし、このカメラならばすでに撮影した画像から採寸できるので、撮り忘れだけ注意すれば十分なんです」

花田工務店 パソコンに取り込んで測りたい箇所を採寸するパソコンに取り込んで測りたい箇所を採寸する

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