研修にも広がるVR
テクノロジーがライフスタイルを刻々と変化させている中、リフォームという仕事のスタイルも変化を続けている。今回はテクノロジーを活用して現場調査や研修業務を効率VR活用 化している4社を紹介する。
◆花田工務店
カメラで撮影と採寸を完結
愛知県豊橋市の花田工務店は、リフォーム営業の中でも時間の取られがちな現場調査をテクノロジーを活用することで簡単に済ませている。同社では、リアリムジャパン(福岡県福岡市)が取り扱う、空間の寸法を計測できるライカ社のカメラ「BLK3D」を使い、1部屋あたりの現場調査にかかる時間はわずか2分だ。
実際にBLK3Dを使って採寸してもらった
このカメラは、撮影した画像から計測したい2点を選択するとその区間の長さを表示してくれる。具体的には、壁の幅を調べたい時、範囲全てが入るように撮影し、画面上で端と端を選択するとその範囲の長さが示される。また、窓の高さを測りたい場合も同様に撮影すれば、縦も横も長さを測ることができる。さらには家具などもサイズを知ることができる。
「以前は1部屋でも20分程度かけて、1辺ごとメジャーで測っていましたが、このカメラを使うようになってから、2分程度5~6枚の撮影で済むようになりました」(リフォーム部若狭那由太課長)
また、撮影画像をパソコンに取り込むと計測できるので、採寸忘れの解消もできている。「採寸に集中したくても、お客様から話しかけられることがあったり、次のアポイントに間に合わせるために急いで、メジャーでは採寸し忘れることもあります。それが後からわかって、もう一度1箇所だけの採寸をするのは時間の無駄です。しかし、このカメラならばすでに撮影した画像から採寸できるので、撮り忘れだけ注意すれば十分なんです」
パソコンに取り込んで測りたい箇所を採寸する
この記事の関連キーワード : AR MED Communications VR グリー ジョリーグッド ドローン 調査 リアリムジャパン リフォーム トレンド リフォーム業界トレンド 人材育成 住友林業 働き方改革 売上高 太田工業 研修 総合リフォーム 職人 花田工務店

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1654号(2025/06/23発行)31面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)21面
-
1654号(2025/06/23発行)17面
-
1654号(2025/06/23発行)25面