有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

ぷらす・あるふぁ、多能工でコスト4割減赤外線カメラやAIもフル活用

ぷらす・あるふぁ、多能工でコスト4割減 赤外線カメラやAIもフル活用

このエントリーをはてなブックマークに追加

工期を3割圧縮も

 多能工や最新のテクノロジーを活用することで、マンションの大規模修繕工事の費用と工期を大幅に短縮しているのが、ぷらす・あるふぁ(大阪府大阪市)だ。費用を約4割、工期を約3割削減することに成功している。

外壁の診断は赤外線カメラで診断ぷらす・あるふぁ 外壁の診断は赤外線カメラで診断

 同社に所属している多能工は48人。全員が下地補修、シーリング、塗装、防水工事の4種を一通り1人で行うことができる。「1つ1つの技能は専門職には及ばないかもしれませんが、後工程を考えながら作業を進めるので、完工時の品質は複数の専門職が行うよりも高いと考えています。引き継ぎなどのタイムロスもないので、当然工期は短くなります」と阿部吉雄社長は話す。

 多能工の育成は自社で行っている。最初に学ぶのは防水工事。ここで、道具の手入れや缶切り、掃除といった基本技能を徹底的に身に付ける。その後、他の3職種についても順次学んでいく。一番の特徴は、定時制高校からのインターンを積極的に受け入れている点。毎年10人ほどが参加している。48人の職人の多くがインターン出身者ということもあり、平均年齢が21歳と若い。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる