有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

《新型コロナ》ホテル改修需要に赤信号、訪日客9割減で経営厳しく

《新型コロナ》ホテル改修需要に赤信号、訪日客9割減で経営厳しく

このエントリーをはてなブックマークに追加

テレワーク利用促すプランも

 新型コロナの影響は、ホテル改修市場にも大きな影響を及ぼしそうだ。ここ数年旺盛なインバウンド需要を背景に、既存ホテルのリニューアルや、ホテル・民泊へのコンバージョンが急速に進んできていた。だが、コロナの影響により、国内外の観光客が激減。経営危機に追い込まれたホテルは少なくない。そのような中、テレワークのオフィスとして貸し出したり、賃貸に転用したりと、新たな活用の道を探る動きも出てきた。

町家→ホテルorワークスペースに町家→ホテルorワークスペースに

景気悪化、1位は宿泊業

 訪日外国人客は急減している。3月は前年同月比93%減の約19万人。日本政府観光局によれば1964年以来過去最大の下げ幅だった。東日本大震災やSARS流行時でも約6割。過去に例のない事態だ。

 この影響を最も受けているのが宿泊業だ。景気の現状、先行きを表す日銀短観「業況判断DI」でも宿泊・飲食業のマイナス幅はあらゆる業種の中で突出して1位だった。

 経営危機に陥る業者も出てきた。4月24日、既存建物をホテルに改装して運営を行うファーストキャビン(東京都千代田区)は破産を申請。コロナの影響で事業継続が厳しくなっていたためだ。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる