テレワークでも営業しやすく
コロナショックで大きな打撃を受けているのが、大型リフォームだ。景気悪化による買い控えに加え、人との接触を控える中、打ち合わせ回数が多いリフォームは敬遠されがちだ。それでもなんとか売り上げを伸ばそうと新たなチャレンジをする企業が増えてきた。価格を抑え、打ち合わせ回数を減らすためにある程度設計デザインが決まっている「定額制パッケージリフォーム」が急増している。
ナカジツは定額制リフォーム「ラクリノ」を発売
定額制商品に再注目
愛知県を地盤にリフォーム売上高30億円を超える不動産SHOPナカジツ(岡崎市)は、5月7日から同社初となる定額制リフォーム「ラクリノ」を発売した。
特徴は、コンセプトデザインが既に決まっていて、あらかじめ用意された設備や建材を選ぶだけで仕様と価格が決まるというもの。価格は坪数に応じて決まる。おおよそ600万~800万円。
始めた理由は、テレワークでも営業しやすい商品を作る必要があったため。「定額制であればフルオーダーに比べて商談がスムーズになり、リモートも可能ですし、金額を明示しやすくなります。私どもは中古住宅の仲介とリフォームをセットに提案しているのですが、物件の契約後に必要な2、3回のリフォームの打ち合わせが1回に減ると見込んでいます」(杉江純人常務執行役員)
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