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オーダーメード家具で単価アップ新都市建設

オーダーメード家具で単価アップ 新都市建設

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 ビル建設などを行う新都市建設(神奈川県藤沢市)の一般向け大型改修事業の単価が上昇している。平均単価は40%増の1,000万円になっている。問い合わせ数は2倍程度。今後年間受注数を現在の6件程度から10件にすることを目指す。

 この2年で300万円平均施工単価を上げることができたのは、食器棚や収納棚などのオーダーメード家具を提案の中に取り入れたためだ。これらの家具は施主から食器や調理器具の数、キッチンの使い方をヒアリングして、家具屋に発注している。価格は食器棚であれば40万円から50万円。

 現在同社の受注率は8割。その秘訣を、吉原健太専務はこう話す。「築25年のマンションをリノベーションした私の自宅をショールームとして公開しており、実際にどんな家になるのか理解してもらうことができます」

 同部門は「湘南リノベーション」という屋号で営業展開し、業務はすべて吉原専務1人で行っている。施工内容はほとんどがフルリノベーション。ホテルライクな高級感のあるデザインを追求しており、リビングの壁に鏡を埋め込むなど、一般的な新築物件には見られないデザインを取り入れている。

 今後は、リビングや寝室にアンティークの家具を配するなどのインテリア提案にも力を入れ、平均単価1500万円を目指す。
同社の全体売上高は22億3000万円。

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