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リフォームビジネストレンド2021《店舗》塗装、水まわり、屋根...「専門店」で受注増を

リフォームビジネストレンド2021《店舗》塗装、水まわり、屋根...「専門店」で受注増を

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リフォームビジネストレンド2021

テーマ:店舗

総合リフォームで業績を伸ばす時代から、専門店化の時代へ―――。リフォーム業界でここ数年増えてきているのが、専門店化するビジネスモデル。水まわり、塗装、屋根専門店にモデルチェンジした事例をリポートする。

ハウスメイク牛久
塗装専門で売上1.8倍 工事内容絞って勝負

茨城県を地盤に外装リフォームを展開するハウスメイク牛久(牛久市)。前期、同社の売上高は4億5000万円を記録し、ショールームをオープンする4年前の2億5000万円から約1.8倍に成長した。その成長の秘訣は、総合リフォームから外壁塗装、屋根工事に専門店化したことだ。

ハウスメイク牛久 塗料や外装材などが見られる「外装専門店」塗料や外装材などが見られる「外装専門店」

同社は2018年、初めてとなる外壁塗装、屋根リフォーム専門のショールームを牛久市にオープン。店内には、塗装に特化した商品がずらり。実物の塗り板の色見帳を並べ、シリコン系は日本ペイント、水谷ペイントの2社、多彩型塗料はフジワラ化学1社、金属屋根はアイジー工業とニチハを展示している。

「本社ショールームは店内20坪ほどの大きさで、3人がけテーブルを2本セット、色見帳以外では屋根の施工モデル、家のモデルを置いてあります。初回現調からの成約率は65%。ショールームオープン前は4割ほどでしたから、確実に結果が出ています」(川名誠一社長)

このモデルのメリットは「専門店」を打ち出すことで、他社と差別化でき、消費者にも安心感を与えられること。また、来店してもらうことで、実際の商品を見せながら話せることで成約率アップにもつながった。

2019年9月には、2店舗目のショールームを土浦市内にオープン。こちらは約100坪あり、店内にはおすすめする無機塗料だけでなく金属屋根やサイディング、モルタルなど屋根を展示。家の構造、床や壁が見えるような工夫を施した。

同社は創業当初、外壁塗装や屋根工事を請け負っていた。その後、内装リフォームも始め総合リフォームにも力を入れたものの、競合他社と被るようになり売り上げも伸び悩んだ。特化することが大事だと決心したことで業績が伸びた。

今は月15万枚のチラシ、リスティング広告など月260万円の販促費をかけ積極的に販促活動を行い、専門店に呼び込む。
「今期は売上高5億5000万円を目指しています」

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