高性能かつ軽量化を実現
自動車内装部品の総合メーカーの林テレンプ(愛知県名古屋市)は、テレワーク・ウェブ会議での会話をクリアにする吸音パネル「AIR MUTE(エアミュート)」を販売している。6月には陰影を作り出す立体的なデザインが特徴の新モデルを発売した。
立体的なデザインの新モデル
人の話し声の周波数域に特に高い効果を発揮するよう厚み・重さ・密度を調整。マイクが反響音を拾って会話が聞き取りにくい現象を改善することができる。
「自動車内装で培った乗る人にとって不快な音を低減し、必要な音は残す技術を応用して、人の話し声の周波数に特に高い効果を発揮するように商品を開発しました。会議の際に声が反響して会話がしにくいと感じ、これを解決しようと思ったことが商品開発のきっかけです」(開発部・谷口貴彦主査)
防音材は既に自動車用として使われている「V-Wave®」を採用。表面と吸音材を一体成型する独自技術により、1枚当たり380gの軽さを実現した。取り付け時に壁に穴をあける必要がなく、誰でも簡単に設置できる。スチールなどの壁にはマグネットで、それ以外にはアタッチメントを壁に貼り付けることで設置が可能だ。大きさは縦45×横45×高さ3cm、価格は4枚セットで1万9800円。

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