住宅業の支援サービスを展開する頼人(東京都新宿区)が提供する、無人モデルハウス見学システム「スマートモデルハウス」が好調だ。3月からサービスの提供を開始後、現在導入は30カ所に及ぶ。
無人モデルハウス見学システム「スマートモデルハウス」
スマートモデルハウスは、最新IoT機器を利用することで無人モデルルームとして見学会が開催できるシステム。見学希望者はスマートフォンでアプリをダウンロードして予約し、予約時間になると玄関のカギがアプリで開錠できるので、営業スタッフを気にすることなく室内の見学が可能になる。
「無人モデルルームは、中長期で住宅購入を考えている人が多く来場されます。せっかく建てたモデルハウスをより多くの方に見学してもらうためのリードとり、そしてそこから追客していく観点でこのシステムを見ていただきたいです」(石原健司社長)
導入企業が過去に資料請求をしてきた客を対象にメールで無人モデルハウスの案内をしているケースでは毎月10件ほどの予約が入る。来場者のうち20%ほどから対面アポイントが獲得できている。
導入費用はIoT機器、システムを含め1棟70万円〜のライトプランのほか、センサーでドアや窓の開閉状況を把握し、家電や照明を動作できる90万円~のベーシックプランがある。2棟目割引もあり、導入から半年間は月々のランニングコストがかからない。
同社では来年3月までに100棟の導入を目指す。

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