下請けから元請け化、工務店の進出など、外壁塗装業の競争が激化している。「相見積もりはたくさんあります」と、どの会社の経営者も口をそろえる。そうした競争から逃れ、安定した売上を確保するために、差別化を打ち出す専門店が増えてきた。いずれも本紙初登場となる、4社のユニークな取り組みを紹介する。
【リポート/編集部 芦原拓】
CASE 3
無限大のデザイン提案
予約は先々までいっぱい。行列のできる高級レストランのような塗装会社が静岡にある。SUZUKAKU(静岡県藤枝市)の強みは、鈴木覚社長による、デザイン性の高いプランニングだ。
フォトショップで作成したバルコニーの外壁のプランニングの事例
同社の前期年商は2億円だが、1億円分の受注がすでに決まっている。ストック数は約60件、着工を何カ月先まで施主に待ってもらっている状態だ。
社長による無限の提案力が人気の理由だ。例えば、モルタル造形で3色を重ね、テクスチャーをつけることで奥行きを見せる、エイジング塗装により100年前のサイディング柄を復元する、などといったさまざまなアイデア。社長自らそれをビジュアライズし、プレゼンする。
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