VRコンテンツ作成・編集のクラウドサービスを提供するスペースリー(東京都渋谷区)は、パノラマ写真を3Dデータに変換できる新サービスをリリースした。賃貸や不動産売買の業界ではオンライン内見やVRの活用が進んでおり、このサービスでコンテンツの作成がより簡単になる。
パノラマ写真からVRデータを作成
施工事例は静止画から3Dへ
新サービスを使ってパノラマ写真から変換された3Dデータ
写真から3Dデータを作成するには、通常奥行きを感知して撮影できる3Dカメラが必要となる。しかしディープラーニング(深層学習)技術の活用によって、通常のパノラマ写真も変換できるようになった。作成したデータはウェブ上で部屋を見せる「オンライン内見」やVRに活用できる。
同社は3Dコンテンツを編集作成するサービスを展開。3Dデータの活用の幅を拡大し、深めていくことを方針としている。同社のサービスは現在アカウント数6000を突破。その内訳は賃貸管理・仲介業者が57.6%、不動産売買仲介業者が19.0%を占め、主に仲介する物件を3Dで見てもらうのが目的で利用が増えている。対して、リフォーム業者や工務店を含む住宅関連業者の利用は13.7%。

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