くさび式足場の販売・レンタル事業を展開するASNOVA(愛知県名古屋市)は4月21日、名古屋証券取引所「ネクスト市場」に新規上場した。建築業界の課題解決に向けた展開を上田桂司社長に聞いた。
簡単に組めるくさび式人気
簡単に組み立てられることが特徴のくさび式足場
同社は2013年に日本レンテクトとして創業。2017年から上場の準備を開始して、2019年にASNOVA(アスノバ)に社名を変更。「明日の新たな価値を生み出す場所」を創造したいとの思いを社名に込めた。
「今はSDGsとか言っているけれど、初めからレンタルにこだわっていて、循環型社会に貢献できるビジネスだと考えています」と上田社長は語る。
上田社長が同社を創業開始する前は、くさび式足場を専門でレンタルしている会社がほとんどなかったことから事業を始めた。事業を始める前のテストマーケティングは評判が良く、実際リフォーム市場の拡大や、マンションの老朽化や自然災害など社会的な問題が大きくなっていたため、足場のニーズは高かった。

最新記事
この記事を読んだ方へのおすすめ
-
1660号(2025/08/11発行)2面
-
1660号(2025/08/11発行)1面
-
1659号(2025/08/04発行)9面
-
1659号(2025/08/04発行)11面
-
1659号(2025/08/04発行)3面