経年美化する屋久島の材利用
工務店のコンサルティング事業を行う設計事務所のMake House(東京都港区)は8月、屋久島の天然木を使用した注文住宅「Tree box」の販売を開始した。資材高騰の厳しい状況下、経年美化する木の外壁をコンセプトに高付加価値な住宅商品として打ち出す。
屋久島の天然木を使用した注文住宅「Tree box」の販売を開始
外壁には天然木を採用。防災認定のハードルがあったが、断熱材との組み合わせで準防火地域でも防火認定をクリアした。また、油分を多く含む屋久島の杉を外壁に用いることで、無塗装でも木本来の姿であるシルバー色へ経年美化させることに成功。外壁だけでなく、内装材にも屋久島の杉を採用することでリラックス効果の高い杉の香る住宅に仕上がる。
住宅は構造計算による耐震等級3、断熱性能は0.43W/m2・ kを実現。同商品には集客ツール、営業ツール、実施設計図書一式、耐震等級3の構造計算書、省エネ計算、参考積算書、標準工程表、プラン集などが含まれ、販売価格は2900万円~となっている。

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