リフォーム業界実態調査
労務編
4つの制度で手当てを支給
リノベ事業などを手掛けるコスモスモア(東京都渋谷区)は多様な休暇制度を用意し、社員の有給取得率の向上を目指している。2025年までに有給取得率70%が目標だ。現在の取得率は約60%。
同社の課題となっているのは、管理職の有給取得率の向上だ。「業務の忙しさも休みが取りづらい理由です。また、弊社は管理職の社員がフルフレックスで働いています。自由な時間に出社することが可能です。用事が入っていても、その時間帯だけ中抜けすることができます。そのため、1日有給を取って休むという形になりづらいようです」と管理部総務人事課の君島文枝氏は話す。
有給取得を増やすために、制度を4つ用意している。そのうちの1つである「いつでも休暇」は最近導入された。任意の日に有給を取得することで1日あたり1万円の手当てが支給される。「今までの休暇制度は休暇目的や期間を指定したうえで手当てを支給するというものでした。そこで、70%という目標を達成できるよう、より自由に休みが取れる制度を導入しました」と管理部総務人事課の松井伸城課長。

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