それひとつで空間の雰囲気を一変させるクロス。最近では、抗菌や抗ウイルス、消臭など多機能を備えたものが主流になっている。トレンドを踏まえながら、自分好みの快適さを手に入れたい。
クローズアップ建材 クロスの基礎知識
各社とも、抗菌・抗ウイルスや高耐久、SDGsを意識した、環境負荷を極力抑えた機能を備えるものがラインナップされている。また、年々リフォームに適したコレクションが増えているのも特徴的だ。
リフォームの場合、古い壁紙の裏紙を均一に剥がすことが難しく、凹凸が残ってしまう場合がある。そのため、下地に影響が出にくく厚みのあるものが選ばれがちだが、最近では施工力と完成度の高さから「新築からリフォームまで」とオールラウンドをうたった見本帳が多い。
クロスは同じ部屋内では色や柄を統一させるのが基本だが、たとえばリボン状のボーダーを境目にして上下で違うクロスを張る「ボーダー」や、一面だけを変える「アクセントクロス」などを用いることで、より個性的な空間を演出することも可能だ。
- VS2022-2024
- 東リ[2022年7月発行]
- 汎用タイプとして初めて抗ウイルス性能(SIAA登録)を付与した抗ウイルス壁紙をラインナップ。ほかに「ストレッチ」「表面しっかり」「撥水コート」「抗菌」など機能性アイテム69点を掲載。また、温室効果ガス排出量削減に貢献する軽量タイプを収録品の7割以上に拡大した。

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