凸版印刷(東京都文京区)が消費者とリフォーム事業者を結ぶリフォームマッチングサイト「リフォトル」を開設して、5月で1年になる。今後は利用者、登録事業者を増加し、本格拡大を進めていく方針だ。
他のマッチングサイトと大きく異なるのは、ターゲットを戸建ての内装リフォームに特化している点。ユーザーから届く最大2枚の写真をもとに、推奨商品のメーカー名と品番をまとめた無料の「コーディネーションボード」を提供する。
写真からコーディネーションボードを制作
コーディネーションボードに使われる建材は、同社と付き合いのある主要メーカー数社の柄やデザインを選定。ユーザーの商品選定の手間を減少するとともに、プロ側のプラン検討にかかる手間と時間を短縮することが狙いだ。
ボードに使われる部位は同社の強みである建具、床、壁の3カ所となっているが、今後は部位の拡充を検討している。
サイトに加盟する事業者は住宅リフォーム事業者団体登録制度の登録業者に限定。エリアは首都圏で展開しているが、今後はエリアの拡大も計画している。
「弊社は60年以上にわたり建材ビジネスをやってきて、建材を選定するノウハウも持っています。色や柄で建装材に関わってきたトッパンとしてリフォーム事業を盛り上げたい。腕は良いがコーディネーターがいない中小工務店のお手伝いをして、大事なリフォームを提供したいです」(建材DXプロジェクトの村田陽係長)
建材DXプロジェクト 村田陽係長
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