築50年の空き家が、祖父母の思い出を引き継いだ家へと生まれ変わった。手掛けたのは共栄ホームズ(富山県富山市)だ。同事例はベターライフリフォーム協会(東京都千代田区)が主催する「リフォームギャラリーコンテスト2022年度」で最優秀賞を受賞し、作品タイトルは「空き家になった祖父母宅を改修して住みたい」。住宅事業部の武田憲昭部長は「既存の梁を残し、色合いも昔ながらの雰囲気を残した」と話す。
断熱・耐震性能向上
同物件は、施主である旦那さんの祖父母宅を改修したもの。広さは約140平米。
主なリフォームの特徴は3つ。
1つ目は既存を生かすことだ。例えば、LDKでは既存の梁を現しにしている。構造上弱いため、耐震構造用の梁は別途、壁の中に架け直した。武田部長は「旦那さんの要望は既存をなるべく生かすこと。昔の風合いを残すために、既存梁を活用しています」と話す。改修前は平均天井高2100〜2200mm、建具高1800mmと、非常に圧迫感のある和室2間続きの空間だった。だが、LDK回りや外周部の梁を補強、架け替えすることにより、天井を勾配天井の半吹き抜け空間とすることで圧迫感を解消した。
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