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さくら住宅、株主の半分が顧客、「五方良し経営」で25期連続黒字達成した「日本でいちばん大切にしたい会社」の戦略

さくら住宅、株主の半分が顧客、「五方良し経営」で25期連続黒字達成した「日本でいちばん大切にしたい会社」の戦略

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さくら住宅 リフォーム産業フェア2023 セミナーレポートダイジェスト

本企画では、リフォーム産業新聞社主催のプロ向けイベント「リフォーム産業フェア2023」で実施されたセミナーのダイジェストを紹介していく。第7弾はさくら住宅(神奈川県横浜市)の小林久祉社長のセミナーだ。「五方良しの経営」が25期連続黒字の達成を実現している。

社員第一主義の経営実践

社員の不満はサービス品質に影響

さくら住宅 さくら住宅の主な福利厚生

物価高で手当支給

同社は、会社に関わる全ての人を幸せにする「五方良しの経営」を基本としている。小林社長は「五方の順番が大切」と語る。1番目は従業員とその家族とし、社員第一主義とする。2番目は仕入れ先・協力業者とその家族、3番目は顧客(現在顧客・未来顧客)、4番目は地域住民、特に障がい者など社会的弱者、5番目は株主だ。

同社が社員第一主義を掲げるのは、サービスを提供する社員が不満を持っていると、顧客を満足させられないと考えているため。小林社長は「社員とお客様は対等」と語り、理不尽な顧客は断わるなどを徹底している。

社員を大事にするための取り組みとして、まず福利厚生の充実がある。例えば家族感謝手当では、(1)親と同居していて親が働いていない場合、(2)親が施設などに入居している場合、(3)親と別居しているが経済的に援助している場合、両親の場合は月1万5000円、片親の場合は月1万円を支給する。さらに物価高騰を背景に、月1万円の物価高騰手当の支給や、今年1月に社員全員を対象とした昇給を実施した。

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