木質建材大手の永大産業(大阪府大阪市)は8月から本格的なアスベスト処理事業に着手した。
同社は気中濃度測定(環境測定)をはじめ、自社による処理薬剤「アスブロック」の開発と販売、さらに安全な独自工法「アスブロック工法」で、一貫したサービスを提供できる体制を整えた。
アスブロック工法での施工の様子
この7月には処理事業を担当する専門部署「環境事業室」を設け、社内における推進体制を強化している。アスベスト処理に不可欠な業務を、環境測定から薬剤の開発、工事まで一貫して行う。
また、既存の処理業者とも提携し、処理薬剤「アスブロック」の販売や「アスブロック工法」の技術指導を行っていき、同工法の全国展開を狙う。
石綿飛散防止剤「アスブロック」は、従来の処理薬剤に比べてアスベストへの浸透性が高く、優れた飛散防止性を持つ。固化した薬剤は水分による影響を受けにくく、耐久性に優れているという。「アスブロック工法」は、同社独自のスプレーシステムにより安全施工が可能。

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