コスモスイニシア(東京都港区)は賃貸マンションを1棟まるごとリフォームして、再分譲する新プロジェクト「リノマークス目黒本町」の販売を開始した。
再生中の物件は築18年、東京都目黒区にある24戸のマンション。最寄り駅から徒歩2分で、専有面積は80~90平米前後。賃貸マンションだったものを同社が購入。賃貸人がいない21部屋を再生する。専有部について設備・建材、間取りを一新。エントランス、廊下などの共有部改修も行う。販売価格は5998~7498万円。
「リノマークス」ブランドの3棟目
モデルルームは3種用意。それぞれ人気インテリアショップとコラボした部屋となっている。3社とは、「アクメファニチャー」「タイムレスコンフォート」「ウェルカム」。例えばアクメファニチャーがコーディネートした部屋はカフェ風テイスト。
物件購入者には「ホームデコレーションサービス」が付く。これは無料でソファセットを提供し、それ以外のインテリアをコーディネーターとともに決めていけるというもの。さらに、最大10年の保証、瑕疵保険、アフター点検なども付く。
現在、約半数の部屋が契約済み。ユーザーは35歳以上のファミリー、DINKSがほとんど。
プロデュースを手掛ける辻井正人氏は「駅から近く、80平米を超えるマンションというのは新築でも売りに出されていない希少なもの。それに周辺の新築が平米330万円に対して、リノマークスは270万円。新築でも中古でもない"新しい住まいの形"としてリノベーションを提案していきたい」と話す。
同社では1棟再生事業を「リノマークス」というブランドで展開。これまで神奈川、千葉の2棟を再生販売している。

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