リフォームのネット販売サイト「リノコ」は6月、ウェブ上でリフォーム代金の総額が分かる「見積もりシミュレーション機能」の運用を開始した。新機能は、ユーザーが希望するリフォームの見積もりを、一切訪問せずに総額を提供する。
他の従来型のサイトでは、概算金額を算定した後に、現地見積もりを行い、正式な金額が決まるというケースが一般的。同社の場合、現地見積もりはせずに、追加料金もとらないという。
対象商品は壁紙、床、キッチン、バス、トイレ、洗面台の6種類。ユーザーの利用料は無料。名前、メールアドレスを登録した後に、部屋の広さや工事メニューを選択するだけでリフォーム代金の総額が表示される。その見積もりからそのまま工事を依頼することが可能。
同社ではネットを通じて月間300件ほどリフォームを受注。全国に施工業者をネットワークして工事に対応。過去の実績をもとに利幅を適正値で見積もり清算することで、追加見積もりがないようにしている。小林尚貴取締役は「見積もり確定後に価格変動がないので、お客様に安心感を持ってもらえると思います。金額にご納得いただければ、ウェブから簡易的に受注につながっていきそう」と話す。
同サイトはセカイエ(大阪府大阪市)が運営を行い、月間1800件もの問い合わせがある。

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