塗装専門でサービスを展開してきた佐藤塗装(群馬県伊勢崎市)が6月4日より総合リフォームの提案を開始した。塗装事業のみの前期年商は7000万円、今期2億円超えを目指す。
サービス拡大に合わせ、同社はショッピングセンターの向かいに移転しPRを開始。新サービスは水まわりや内窓設置などを中心に展開する。
狙いは顧客の囲い込みだ。「以前から塗装OBの方から、キッチンやトイレなどの交換の相談も受けてきました。顧客にとって、別な部位のリフォームでまた企業探しから始まることは相当な負担です。塗装で信頼関係を築いた当社が提案できれば顧客も安心ですし、当社も工事の受注が増えます」(佐藤和幸社長)
複数の部位工事提案ができることにはリフォーム効果を高めるメリットもある。「例えば遮熱目的の工事では、塗装だけでは顧客の期待する効果に至りません。そこで内窓を付けて2重にするなど、別な部位と組み合わせて効果のあるリフォームを提案していきたいです」(佐藤社長)
これまで同社は塗装の下請け店として展開してきたが、半年前から塗装の元請けを開始している。最近2カ月で30件と、好調に受注を拡大させてきた。
リフォームサービス拡大で業績伸長を加速させる考えだ。

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