住宅リフォーム推進協議会(東京都千代田区)主催の「住宅の長寿命化リフォームシンポジウム」がこのほど、東京都内で開催された。
今回のテーマは「超高齢社会の住まいと住まい方~長く優しく住むためのリフォーム」。超高齢社会における住宅需要の変化と今後期待されるマーケットについて、建築専門の大学教授らが議論を交わした。

需要の変化とマーケットについて意見交換
基調講演には園田眞理子明治大学理工学部建築学科教授が登壇。「これからのシニアは住まいとライフスタイルを自分で決めて自分で選択したいと思っている。それに応えるには断熱、省エネ、バリアフリーリフォームに関する明朗な料金提示をして、きちんとしたマーケットを作ることが大変重要。今までのような成り行き任せでなく、予防的なリフォーム、予防的な転居を提案し、遅くとも60代前半までに決められるようにプロの働きかけが必要」と語った。
パネルディスカッションでは、首都大学東京名誉教授の深尾精一氏、慶応大の伊香賀俊教授、園田教授、立命館大学大学院の大垣尚司教授がリフォームと健康、コミュニティー、住宅金融について意見交換した。

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