総合リフォーム業のアートリフォーム(大阪府吹田市)は、社内総会での表彰事例と受賞者へのインタビューをまとめた冊子「HOTなArt」を発行、3月末に全社員と各支店に配布した。
同冊子は、社内の定性的な取り組みを表彰する目的で2021年から開催している「ベストプラクティス表彰」の内容をまとめたもの。従来はインタビュー内容を社内報に掲載する形だったが、「会社のカルチャーを発信するツールになる」との考えから、初めて冊子化した。
表彰事例と受賞者へのインタビューをまとめた
ナレッジ蓄積と自社PRに活用
表彰では、施主の満足度を高めた取り組み「顧客満足」、施主の課題解決事例とデザイン性「施工事例」、組織の課題解決への取り組み「改革」の3部門を競う。顧客満足・施工事例部門は各支店から提出し、改革部門は自由参加で提出したプレゼンシートをもとに全社で投票し、各部門でゴールド・シルバー・ブロンズを選ぶ。2024年は顧客満足部門が24事例から4事例、施工事例部門が22事例から3事例、改革が6事例から2事例が表彰された。同冊子は、各受賞者が語る事例紹介とエピソードなどで構成される。
冊子はA4サイズ32ページ。タイトルは社内報やOB向けのダイレクトメールと同一にした。
今後はリフォーム業界の魅力を伝えるツールにするとともに、受賞者事例の社内共有会も検討する。人事・広報室の大久保舞副主任は「社内にはナレッジの蓄積と同僚が挫折や失敗を経て成果に結びつけた過程が、お客様には誠実に向き合う姿勢やプランで寄り添う姿が伝わるツールになることを目指しています」と話す。
人事・広報室副主任 大久保舞氏

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