リフォーム会社のコープ住宅(兵庫県神戸市)は2025年3月期のリフォーム売上高が前期比105%の53億3000万円を記録した。
増収の要因は3つある。1つ目はチラシの効果だ。以前は生協の食材宅配時に他社と合同でチラシを配布していたが、現在は同社が単独で配布できるようになった。その結果、問い合わせ件数は前年比103%の2万6297件に増加した。2つ目は雹(ひょう)被害による特需だ。昨年4月、兵庫県の姫路市や加古川市など一部地域で雹が降り、カーポートや雨どいなどの修理依頼が殺到。関連工事で約400件を受注し、2億3000万円の売り上げにつながった。3つ目は単価の向上だ。従来は毎回のチラシに小工事の案内を掲載していたが、小工事への対応が労働時間の増加を招くという課題があった。そのため閑散期の1〜3月と7〜9月には小工事、繁忙期の4〜6月と10〜12月には改装工事を中心に掲載するように切り替えた。その結果、前年より単価が2万円上昇し、前期は32万7000円を記録した。

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