ダイナミックな梁を活かして設計したリビング
土木・建築・リフォーム・不動産・リサイクル製品販売の5つの事業を手掛ける古賀組(福岡県福岡市)は、築70年の精米所を再生したモデルルーム「連家(れんか)」を開設した。自然素材や造作家具を取り入れ、リノベーションの魅力を発信する拠点として活用している。
地元向けイベントで認知度拡大
4メートルのカウンター
同社の2024年9月期の売上高は約19億5000万円。内訳は、土木工事が5億5000万円、法人向け建築が7億3000万円、個人向けリフォームが2億5000万円、不動産が1億3000万円、リサイクル事業が2億9000万円。リフォームは今期3億円を見込む。
同社のリフォームは水回り工事やリノベーションが中心で、年間200件以上を手掛ける。平均単価は113万円。400万円以上をリノベーションと定義し、前期16件を施工。今期は20件の受注を見込んでいる。商圏は朝倉市を中心に、車で30分圏内だ。
こうしたなか、リノベ事業を本格化させるため、同社はモデルルーム「連家(れんか)」を2024年10月にオープンした。築70年の精米所だった空き家を耐震性能を高めて再生したもので、延べ床面積は約190平米。2棟を連ねて配置し、モデルハウスとコミュニティスペースを併設している。「家や過去と未来の時間が連なっているイメージから『連家』と名付けました」と話すのは、設計を手掛けた、設計事務所raumus(ラウムス・福岡県福岡市)の竹田真志社長だ。

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