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カワムラ、「歴史を継ぐ住まい」見学会開催

カワムラ、「歴史を継ぐ住まい」見学会開催

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築41年のリフォーム物件販売

 カワムラ(北海道旭川市)は、ヨーロッパなどのように住宅を長寿命化させて住むことの魅力をアピールする販売見学会「歴史を継ぐ住まい」を7月25日から毎週末開催している。

 欧米の住宅は、オーナーが代わりながら50年、100年と長い間大切に住み続ける傾向にあるが、日本の住宅の代替わり周期は30年(日本建築学会「建築物の耐用に関する統計」による)。この点に着目。誰も住まなくなったけれど基礎や構造部分が丈夫な「歴史を重ねてきた家」を解体、大規模増改修した物件をモデルハウスとして公開した。

 旭川市内にある築41年の物件で、土地と完成住宅込みで1530万円。販売会当日は完成した物件のほか、壁の中まで見える工事途中の写真や、月々の支払い例なども公開。また大手メーカーの最新機器・設備も揃えた。

 8月中旬までで約60組が来場し、相談も約10件あった。相談内容としては、実際に同物件を購入したいというもののほか、今住んでいる古い家をこのようにリノベーションできないかという熟年夫婦からの相談などが目立った。

 今後も同様の条件の物件が見つかれば、地域性等もふまえた上で、「歴史を継ぐ住まい」という同じコンセプトでの販売会として定期的に行っていく意向。「長く住んだ住宅を愛情込めて住み継いでいってほしいという想いを込めた。住宅の寿命を長くし、まだまだ残せる家を未来へ残していきたい」(担当者)。

 同社は今後、こうした大規模増改修もさらに強化することで、今期のリフォーム売上高11億9000万円達成を目指す。

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