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「交流」の場づくりに全力
築古ビルや賃貸物件をコンバージョンし、ホテルやシェアハウスに変える事業で業績を拡大しているのがコプラス(東京都渋谷区)。青木直之社長は、「コーポラティブハウス事業で培ったコミュニケーションを生む設計が武器」と話す。
「IMANO TOKYO HOSTEL」のフロントとカフェ、バー(1)
共用部で弾む会話
新宿駅から徒歩9分。繁華街から少し離れた場所に、同社が2015年に手掛けた「IMANO TOKYO HOSTEL」はある。
同施設は外国人旅行客をメーンターゲットにしたホステル(簡易宿所)で、同社を含め3社の共同事業。築30年の事務所ビルを1億6000万円かけてリノベーションした。
「これまではこのような物件があるとシェアオフィスに転用していたが、今はインバウンド需要を見込んだホテル転用の方が収益が見込める」(青木社長)
建物は地上5階建て。客室は24室で、ドミトリータイプの部屋もあるため、ベッド数は136になる。1階はフロントの他に、カフェとバーを併設。稼働率は時期によって異なるが、85〜90%で推移しており、東京の人気ホステルの1つとなっている。
ドミトリーを中心に24室
大きな特徴は、2~4階の客室前に設けらた約35平米の「コモンスペース」。テーブルとスペースが置かれたシンプルな空間ではあるが、見知らぬ旅行客同士の会話が弾むコミュニケーションの場となっている。

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