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キリコ設計事務所、農業用倉庫を住宅に

キリコ設計事務所、農業用倉庫を住宅に

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リビングは32畳の大空間

 リフォームで、リビングが32畳もある住宅が高知県に誕生した。手掛けたのはキリコ設計事務所(高知県高知市)。なんとこの建物は、もともとは農業用倉庫。改修によって若い夫婦が快適に過ごせる家屋に生まれ変わった。

キリコ設計事務所

生活動線を1直線でつなぐ

 同物件は、築25年の2階建てで、1階は農業機材を置き、2階が物置になっているという建物だった。施工面積は380平米。総工費は1680万円。

 具体的には、リビングとキッチン、寝室、バスルームと東から西にかけて配置し、それぞれをオリジナル造作の3枚扉で仕切った。この3枚扉で全開、半開、全閉をコントロール。風と光の取り込みだけでなく、扉の開け閉め一つで空間をパブリックな瞬間とプライベートな瞬間のメリハリをつけることができた。

 依頼者は、果樹園農家を営む所有者の息子夫婦。近隣で購入できる住宅を探していたが、予算が合わなかった。それならばと実家に戻ることを検討したが、所有者である父が同居を好まなかったので、敷地内にある倉庫を改修し、2階を住宅にすることを希望した。

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