日本出版販売、出版取次大手がホテルリノベ

再生テーマは「本との出会い」

　出版取次最大手の日本出版販売（東京都千代田区）がホテルのリノベーションに乗り出す。「本との出会い」が再生テーマとなっており、2018年春の開業を目指す。自遊人（新潟県南魚沼市）がプロデュース・ディレクションを担い、2017月4月に設立した日販グループ会社の「株式会社ASHIKARI」が運営する。

ロビーのプランイメージ

　ホテルの名称は「箱根本箱（はこねほんばこ）」。神奈川県箱根町の強羅温泉エリアにある旧保養所をリノベーションする。

　厳選した2万冊の本をホテル内に配置することが再生の目玉。特にロビーは天井に向かって伸びていくような構造の本棚を設置し、数多くの書籍をレイアウトする。予約なしでも利用でき、購入も立ち読みも可能となる。さらに各客室にも本棚を設置し、どこででも本との出会いがあるような空間に仕上げる。