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年間600戸販売目標
天然無垢材など、自然素材にこだわった買取再販を手掛けるのが、プロポライフグループのクロニクル(東京都中央区)だ。年間370件販売する同社は、3000万円超の価格帯で、個性的な物件の取り扱いを拡大する。
自社生産の木材をふんだんに使った再販住宅
海外工場で建材を加工
同社の買取再販ブランドが「ログマンション」だ。これは、大都市にあるマンションの中での自然の体感をコンセプトにした商品で、一都三県や名古屋、大阪、福岡を中心に販売している。
素材は、まず床が天然の無垢材を使用。加えて、ドアなどの建具にも木材を使う。最近では、洗面台、下足入れ、クローゼットなどの箱物造作家具も合わせて販売するようになっている。主に使うのがオークと蒲桜だ。「そり割れなどが発生しやすく、無垢材は非常に扱いにくい素材ですが、当社では材料にこだわって使用しているんです」(寺園太吾取締役副社長)
素材や建材の安定供給のために、同社は中国に持つ自社工場で材料を製造し輸入している。品質管理とコストカットを実現する。
「元々は外部から仕入れていたのですが、自社で内製化した方がコストが3分の1になることがわかり、導入しました。これにより自然素材のマンションでありながら、販売価格を抑えることに成功しているんです」(寺園副社長)
無垢材の造作家具は非常に人気が高く、「家具だけ欲しい」というエンドユーザーもおり、希望者には販売している。
扉などの建具も自社オリジナル
全販売物件をVRで内見
現在同社は全国5カ所にショールームを持ち、コンセプトやデザインを紹介している。しかし、そのPRは店舗だけにとどまらない。同社は全物件に対してVR内見を導入している。

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