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「ごみゼロ」宣言、徳島県・上勝町のシンボル 廃材やリユース家具でできたビール醸造所
1381号 (2019/10/21発行) 21面
徳島市内から車で1時間、人口1500人ほどの上勝町に、世界から人が集まるブルワリー&レストランがある。廃材やリユース家具などで作られ、「ゼロ・ウェイスト(ごみゼロ)」宣言をした町のシンボル的な存在だ。地ビールを楽しみながらサスティナブルな暮らし方を体験できる場として注目されている。
「RISE & WIN」全景。パッチワークのようにレイアウトされた窓が目を引く
かつては、ごみを野焼き処分していた徳島県勝浦郡上勝町が、2003年、日本で初めて「ゼロ・ウェイスト」を宣言。町民自ら不要なものを「ごみステーション」に持ち寄って45種類に分別し、日本の平均リサイクル率20%のところ、80%を達成した。「ごみ」のほとんどが「資源」化され、世界に知られる環境都市となった。
ごみステーションの様子(仮施設)。現在、宿泊体験施設などを併設した新施設を建設中
「RISE & WIN Brewing Co. BBQ & General Store」は、町のコンセプトを具現化したクラフトビールの製造・販売・レストランだ。建物は、不要となった廃材や家具などを再利用し、本来廃棄される上勝特産の柚香の果皮を香りづけにしたビールなどを醸造。繰り返し使えるグラウラーボトルを使い、1ミリリットルあたり1.5円の量り売りをしている。
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