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エコラ、築55年低層3棟リノベーション

エコラ、築55年低層3棟リノベーション

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地域コミュニティを創出

 築55年以上の低層3階建てアパートが3棟連なる賃貸リノベーション。仙台のリノベーション会社エコラ(宮城県仙台市、百田好徳社長)が施工を請い、地域住民も巻き込む、エリア全体の再生につなげた。

エコラ リノベーション後は建物名も改め、アーバンフラッツにリノベーション後は建物名も改め、アーバンフラッツに。手前の1棟の1階はテナントを募集して店舗に

 当初は周囲からのアドバイスもあって、新築を検討したが、施主自身が北欧を訪れた際、オフィスビルをコンバージョンしたホテルに宿泊した経験から、リノベーションの魅力を感じていたことと、所有している建物への思い入れからリノベーションを選択することになった。コストが3分の1になることも大きなメリットだった。

エコラ 施工前、むかしながらの低層アパート施工前、むかしながらの低層アパート

 施工は半世紀経過した建物をハードとソフトの両面から、いかにして今の時代に合わせていくかという点がポイントに。築55年の建物構造は鉄筋コンクリートで、当然ながら旧耐震基準時の代物だったが、「コンクリートの中性化」の進行具合を確認する試験などが入念に重ねられた。結果、東日本大震災を経た建物なのにも関わらず、強度的には問題がほとんどなかった。

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