有料会員登録で全ての記事がお読みいただけます

bELI、難病患者に配慮したトイレリノベ「プレミアムT」でグランプリ【リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023】

bELI、難病患者に配慮したトイレリノベ「プレミアムT」でグランプリ【リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023】

このエントリーをはてなブックマークに追加

リノベーション協議会(東京都渋谷区)が主催する「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」で総合グランプリを受賞したのが、bELI(神奈川県横浜市)の「誰もが快適に過ごせる特別な高級トイレ空間『プレミアムT』」だ。難病患者が頻繁に利用することを意識したデザインが評価された。

誰もが快適に使用できるトイレ

クローン病患者目線で設計

bELI 改修前の居室が、リノベーションでトイレと居室空間一体の部屋になった。クラッシュゲートのソファに腰を掛けることができる改修前の居室が、リノベーションでトイレと居室空間一体の部屋になった。クラッシュゲートのソファに腰を掛けることができる

広さは5.7畳

今回のリノベーションの最大の特徴は、今までにないトイレのデザインを目指したことだ。国の指定難病の一種「クローン病」と戦う友人がきっかけで誕生した。クローン病とは、大腸や小腸の粘膜に炎症が起こることで下痢や腹痛、血便を伴う病気。トイレを頻繁に利用することに配慮し、リノベーションした。

リノベーションの特徴は、大きく3つ。1つ目が、トイレ空間にこだわった点だ。まず、大きさ。築32年の中古マンションで、全体で約55平米ある。元々1室6畳だった部屋を改装し、5.7畳の大きさに変更。トイレの横幅は大きく取っている。これは、腹部に排泄用の「ストーマ(人工肛門・人工膀胱)」を造設した人「オストメイト」のためだ。

有料会員登録で記事全文がお読みいただけます

毎日ニュース配信中!リーフォーム産業新聞公式LINE

リフォーム産業新聞社の関連サイト

閉じる