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解体は最小限に留め、暮らしを最大限に変えられたというのが、「リノベーション・オブ・ザ・イヤー2023」で劇的ワンポイント・リノベーション賞を受賞した事例「A Castle〝In the House〞」だ。担当したのはブルースタジオ(東京都中央区)のクリエイティブディレクターである石井健氏。コストの急激な上昇が問題となっている今こそ、部分リノベーションに力を入れるべきだと提唱する石井氏に、事例をもとに最大限の効果をもたらすリノベーションの考え方を聞いた。
「壁とドア一枚」で暮らしが激変
組子8種類のオリジナルドア
全て違う図案の組子8種類を散りばめた子ども室のドア
絶妙なバランスで配置された、造作棚、ソファ、ダイニングテーブルなどの家具
500万の部分リノベ
事例は、同社で物件探しからお手伝いしたマンション。リノベーション済みだったため、夫婦と産まれたばかりの長女、猫1匹の家族はひとまずそのまま住むことにした。そして、長女が2歳になったタイミングで、子どもの個室をつくりたいということで改めてリノベーションの依頼があった。
夫婦の希望はキッチンや寝室、玄関まわりなども含めた広範囲のリノベーションだった。だが、担当の石井氏は「費用のわりには効果が薄いのではないか?」と伝え、一番の目的の子ども室以外に関しては、家具や収納の配置替えで対応する「部分リノベーション」を提案した。「予算500万円との兼ね合いもありました」(石井氏)
リノベーション箇所を減らしたことで金額は一度300万〜400万円に減額したが、そこからドアや建材などにこだわることで、結局は500万円に納まったという。
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