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東急Re・デザイン(東京都世田谷区)は、マンションのリノベーションに力を入れる。同社はこれまで戸建て新築事業から改修まで手掛けていたが、今後住宅の改修事業はマンションと既存顧客に注力する方針だ。また、ホテル事業のリブランドに伴う改修工事にも力を入れる。
グループ会社と連携、単価アップへ
80万戸のストック
徳永哲郎社長
1989年4月に東急不動産に入社、2013年同事業創造本部海外事業部統括部長、16年東急ホームズ経営計画統括部長、17年東急Re・デザイン経営企画部長、2021年東急コミュニティーグループ経営戦略部主席、22年東急Re・デザイン取締役、東急コミュニティー関連事業部長、23年同執行役員を経て24年東急Re・デザイン代表取締役社長、社長執行役員に就任した。
同社は、東急グループが運営管理するマンションや戸建て住宅のメンテナンス、リフォームをはじめ、大型商業施設やホテルのリノベーションを手掛けてきた。2023年度の全体売上高は360億円。そのうち、住宅リフォーム事業の売り上げは120億円、非住宅改修は240億円となる。
今年4月の大和ハウスグループ(大阪府大阪市)への一部事業譲渡に伴い、今後、住宅事業はマンションのリノベーションに力を入れていく方針だ。オープンマーケットで新規顧客を獲得するだけではなく、既存顧客からの受注を増やしていく。
主な施策として挙げるのが、グループ会社である東急コミュニティーとの連携。同社が運営、管理するマンションの戸数は、分譲だけでも50万戸、賃貸を入れると80万戸ある。マンションの住宅設備機器の交換や間取り変更などリフォーム案件の他に、住戸のリノベーション工事のニーズも今後高まっていくと見ている。

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