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神棚まで手作り、職人技術の家づくり木組屋

神棚まで手作り、職人技術の家づくり 木組屋

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 「大工になる前は2年ほど家具職人をしていました。造作材を買い置きしていまして、椅子や造り付けの飾り棚、ベッドなどもつくります」

 このように話すのは宮城県仙台市を拠点に新築とリフォーム事業を展開する木組屋の今野幸則社長だ。取材時も工房には作りかけのタンスのほか、幅1mもある大きな神棚が置いてあった。

 「この神棚は、漁師の方に頼まれたものでして、神社に納めるものを作ったこともあります」

 こうした神棚づくりには社寺仏閣を作る技術も組み込まれている。細かい部材を1つ1つ自ら手作りして、組み立てる。まさに職人のなせる技だ。

細かい部材も全て手作りの神棚
細かい部材も全て手作りの神棚

 同社は無垢材を中心に自然素材を多用した家づくりに強みを持つ。今野社長が自ら現場に通うため、年間に手掛けられる新築住宅の数は4、5棟ほど。リフォームも、新築住宅同様に自然素材を利用し、集成材やクロスをなるべく使わず仕上げる点が特徴だ。

 「現場に行かないとお施主さんに、『あんたに頼んだのに来ないなら他でもよかった』なんて言われるものですから、できる数に限りがあるんです。どこから知ったのか、秋田や東京なんかからも電話がかかってきたこともありまして、これかもこだわりをもった家づくりをしていきたいですね」(今野社長)

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