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住宅の"不安"は「耐震」が1位

住宅の"不安"は「耐震」が1位

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 住宅維持に関する不安要因は「耐震」が1位だが、戸建て居住者がリフォーム工事で「耐震補強」を行うのは4.6%で全体の14位。住環境研究所(東京都千代田区)の調査で明らかになった。

住宅維持に対する不安要因

 調査は戸建て居住者で30万円以上のリフォーム経験者を対象に実施。519件の有効回答を得た。その結果、家を維持することに関する不安要因は「耐震」が最も多く34.1%。「床下(基礎含む)」は18.3%、「内装関係」16.4%、「屋根」15.2%、「外壁」14.8%と続く。耐震不安に関しても築30年以上の住宅居住者のうち48.7%が抱えていた。

 一方、工事内容は「外装の変更」が61.3%、キッチントイレなど「住宅設備の変更」は47%、「内装の変更」38.7%がベスト3で、「耐震補強工事」は全体で14位のわずか4.6%しか実施されていなかった。

 またリフォーム経験のある29歳~73歳までの計27人に耐震補強工事を実施しない理由を聞いたところ「不安はあるが、耐震性があると認識している」「大がかりな作業で、費用が高そう」「見えない部分よりも劣化が見える水まわりや外観を優先している」といった回答があった。

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