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東京テアトル(東京都中央区)が手掛ける不動産仲介とリノベーションをセットで提案する「リノまま」事業が好調だ。
3月末の決算では改修工事売上高が前期比約2倍の2.5億円となった。今期は3.5億円を目指す。事業拡大を図るため新たなサービスも開始。1つは「リノまま物件報告書」の提出。これは同社の担当者がユーザーが希望する中古住宅を約100項目について調査して報告するというもの。
例えば改修しやすいかどうか、床や天井の上げ下げが可能か、これまで修繕工事が適切に行われているかといった項目を調べる。その他、耐震性能、事故物件かどうか、近隣トラブルはないかといった情報を提供する。不動産に関する豊富な情報を提供することで物件選びの参考にしてもらう狙い。サービス料金は無料。
神谷梓MSリノベーターは「中古マンションを買う際にお客様からよく言われるのが管理状況の善し悪し。修繕積立金がこれから増えていくのか、大規模修繕はどんな工事が予定されているのかといったこと。このような不安も解消したい」と話す。
また、仲介手数料の最大50%オフサービスも始める。内見の数やエリアなどの一定条件を満たした上で物件を購入した場合、手数料を割り引く。
同事業のリノベーションの平均受注単価は700万円。購入物件は2,000万~2,500万円のマンションが中心。現在営業4人、設計施工管理3人の体制。

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