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スムストック、成約数倍増へ

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スムストック、成約数倍増へ

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 優良ストック住宅推進協議会(東京都千代田区)が進めている、一定の基準以上の品質がある中古戸建て住宅「スムストック」の販売成約数が今期2500戸を超える見込みだ。前年の販売戸数は1297戸のため今期は倍増の見通し。同協議会はハウスメーカー10社とその不動産会社が集まった団体。各社が供給した住宅を共通の方法で査定し、「優良」と認定したものを「スムストック」と名付けて不動産仲介している。

スムストック成約数の推移

「優良中古」の仲介、2500戸超見込む

 成約数が大幅に増加する要因について、中林昌人事務局長は「各ハウスメーカーのトップの理解が進み、中古住宅の流通に対する意識、取り組みが変わってきた」と分析する。

 スムストックは2008年にスタートし、15年6月までの累計販売数は2440戸。年間ベースでは12年度は590戸、13年度は750戸、14年度は1297戸と、年々増加傾向にある。「当初は中古住宅流通に関してあまり積極的ではない会員企業もいたが、昨年あたりから積極的に取り組む企業が増えてきた」(中林氏)。

 ハウスメーカー10社がこれまで供給してきた住宅の総数は約353万戸。同協会によればそのうち1万4000戸が1年間に不動産取引されている。現状は9割以上がハウスメーカー系列の不動産会社以外で取引されている。同協会ではハウスメーカーなどが決めた基準で査定・評価を行い、適正な価格で中古住宅を流通させたい考え。将来的には年間に流通しているハウスメーカー物件の7割以上をグループで売買したい方針だ。

 同協会の不動産査定の特徴の一つは、リフォームを資産価値として認め、不動産売買の価格に反映させている。

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