高齢化社会の進行とともに拡大を続ける介護市場。その中で、手すりの取り付けや段差解消など、介護保険制度を活用したリフォームを積極的に提案する企業も登場し始めている。各社の参入状況を分析する。

鍵は建築+福祉の知識
介護事業者で最もリフォームで成功しているのが、パナソニックエイジフリー( 大阪府門真市)。同社はパナソニックの介護関連会社4社が経営統合し、今年4月に誕生。旧パナソニックエイジーフリーショップスが行ってきたリフォーム事業では、工事件数年間2万8000件、前期売り上げ47億3000万円と業界断トツの業績を上げる。
同社が高い売り上げを上げられる理由は、80人在籍している「住環境プランナー」にある。彼らは1級または2級建築士資格と、福祉住環境コーディネーター、ホームヘルパーなど福祉関連の資格を持つ、言わば介護リフォームのプロフェッショナル。月1回の研修やテストを通じて、育成に取り組んでいる。
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