脱走・転落防止が第一
猫共生住宅の企画・設計や製品企画・製造、猫専門ポータルサイト、さらにはイベントの開催も手掛けている会社がネコアイ(東京都渋谷区)だ。猫の生態を研究し、自身も猫を飼っている清水満社長は「重要なのは、猫の行動や生態に沿った設計です」と話す。
同社では石膏ボードにも取り付け可能なキャットステップ「ニャンともウォーク」を販売している
ゲートは天井まで設置
一般に猫共生住宅ではキャットウォークが注目されがちだが、脱走や転落防止を第一にするべきだと、ネコアイの清水社長は強調する。脱走防止に2メートル弱のゲートを廊下などに設置するケースがあるが、若い猫だと三角飛びで飛び越えられる。そのため、天井までゲートで防ぐことが重要だ。
また、脱走防止の手段として玄関ドアの直近にベビーゲートを設置する方法もある。ドアを開けた時、ゲート前の猫に気づけば、飼い主は猫を外に出さずに家に入ることができる。「飼い主が家に帰ってくる時は、夜や荷物を持っていることが多いです。ゲートがないと、気づかないうちに猫が足下をすり抜けていく危険性がある。これまで何十件も設置してきましたが、脱走したという報告はありません」と清水社長は語る。

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