ウェブ集客に注力
シロアリ防除事業を中心とし、個人・法人向けに断熱事業を行っているのがテオリアハウスクリニック(東京都練馬区)だ。シロアリ防除工事で培った床下工事のノウハウを生かし、4年前から断熱改修事業を開始。今年4~12月1日の受注件数は100件を超え、今年度は昨年度の1.5~2倍の件数を見込む。
シロアリ防除工事で培った床下工事のノウハウを生かす
ウェブ、コラム掲載に注力
好調の要因について、営業戦略の転換とホームページ集客、エンドユーザーの断熱に対する知識の浸透と法人営業部長の平一暁取締役は語る。
同社では昨年まで水まわり空間などの床下の部分改修を勧めていたが、現在は床下の全面改修をアピールしている。全面改修にした理由は、健康へのメリットを求めるユーザーが多いためだ。平取締役は「身体への影響を踏まえると、部屋間温度差が発生しないように床下の全面改修を行った方が良い」と話す。
そのため、ホームページでも部分改修ではなく全面改修を打ち出している。例えば、高性能グラスウールボードを使用するプラン「ベストDANREI」、セルローズファイバーを使用するプラン「プレミアムエコDANREI」を紹介。施工の流れや価格例、施工事例などが挙げられており、ユーザーにとって具体的なイメージがしやすい。技術開発課の矢崎拓也氏は「部分改修を推すと『まずは部分改修から』という選択肢がお客様の中で生まれてしまう。部分改修についてはあまり触れないようにしています」と語る。全面改修の受注金額は40万~70万円。

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