全面改装希望者に100%採用
東京を地盤とする事業者で最もリフォーム売り上げが高かったのが東急Re・デザイン(東京都世田谷区)だ。売上高は193億5000万円。戸建ての全面改装に強い点が特徴だ。中でも耐震、制震などをプランに盛り込み、地震に強い家づくりを売りにしている。
制震ダンパー標準に
戸建て住宅オーナー向けの主力商品は「住まいまるごと再生システム」だ。その名の通り、既存住宅のあらゆる部位をまるごと再生するもの。
中でもこだわるのが耐震性能の向上。診断後に筋交いの増設、金物による補強はもちろんだが、揺れを抑える制震ダンパーも導入する。震度6強でも「一応倒壊しない」とされる耐震評点1.0まで引き上げることを標準プランにしている。
同社の取締役常務執行役員、住宅リフォーム事業ユニット長の山内克浩氏は耐震、制震を標準仕様に盛り込む理由をこう語る。「1981年以前の旧耐震基準の建物はもちろん、それ以降の新耐震基準の家にも耐震強度を上げる提案をしています。というのは、1981年以降は新耐震基準といわれますが、熊本地震の際には多数の家が被害を受けました。2000年に基準がまた変わり、現行法になりましたが、1981年から2000年の間の期間の建物は決して安全ではない。制震ダンパーまでいれるのは過剰ではないのかと思っている人もいますが、大きな地震の後の余震にも耐えられ、家へのダメージを少なくするためにも重要です」
新たな地震対策として、現在、オリジナルの耐震壁も開発中だ。耐震性能を維持しながら、大開口が実現出来る商品になる予定。
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