塗装工事会社ら40社で組織され、塗り替えボランティアなどを行う塗魂(とうこん)ペインターズ(会長・安田塗装、安田啓一社長)は今月から愛知県名古屋市にある第三幼稚園の塗装工事をスタートした。同会がボランティアで施設の塗り替えを行うのはこれで7物件目となる。
8月中の平日は事務局長の麻布(愛知県春日井市)などを中心とした中部にある塗装会社が工事を行い、土日などは全国エリアの有志が集まり、28日は会員40社が全員集合する予定だ。塗料については汚れにくい光触媒塗料を開発しているTOTOが協賛し、材料提供を行う。今回の依頼は幼稚園や遊具など塗装の部位が多いため約2年間のプロジェクトとなる。
会長の安田啓一氏はこのようなボランティアを行う理由についてこう話す。「成熟経済になってくると、お客さんの業者の選び方が変わってくると思います。例えばそれは単に売上規模が大きい企業というわけではなくて、きちんと社会貢献している企業かどうかといった判断。私たち1社1社は小さい会社なので、社会貢献活動といってもそれぞれバラバラではできません。そのため塗魂ペインターズという団体を作り、一つの組織として大きなプロジェクトを動かせるようにしました。遠回りかもしれませんがこのような活動がそれぞれの会社の経営にプラスになっていくと思い活動をしています」。将来的には50社弱程のメンバーを募り、塗装を通じた社会貢献を行っていく。

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