神奈川県で外装リフォームを手掛ける中山建装(厚木市)は、地元を走るバス広告とショールーム活用でリフォーム売上高約3億円を記録している。地元密着型営業をしてきたものの、なかなか認知度が上がらない中で行った施策が当たった。また自社職人を20人抱え、安心感を訴求している。同社の取り組みを尋ねた。
【リポート/編集部 高田遥介】
実際のバス広告。会社前のバス停は3分に1回来るので、一般人の認知度アップはしやすい
販促費は年1000万円
同社は、創業当時から約20年、厚木市を地盤に営業活動を実施する。月の塗装案件は平均30件で、そのうち7割は消費者からで、3割は下請け案件。売上高の75%はBtoC案件で、戸建て住宅がほとんどを占める。
「数年前まで、知名度はそこまでなかったのです。数十年やってもまだ足りないなら、とことんPRしないといけないと思い、販促費をかけました」(中山晋吾社長)
知名度を上げる取り組みは、ここ2、3年で一気に進めた。まず、市内を走る神奈中バスの車両一番後ろに広告を展開。その数50台。今年からラッピングカーも1台開始し、来春には3台にする予定だ。市内の神奈中バスを見れば、同社の社名を毎日見られる状態だ。

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