長野県内で3ショールームを展開し、外壁塗装リフォームを軸に前期5億8000万円を売り上げたのがトラスト(長野市)だ。ショールームをオープンする6年前までは、リフォーム売上高は約2億円。そこから2017年を皮切りに2年ごとに出店した結果、売上高を約3倍に伸ばした。
野立て看板35カ所
上田店の外観。外からもはっきり分かるよう、4.5mの高さでPRする
同社は2007年に創業し、長野市、上田市を商圏とする。2017年、長野市稲葉でのショールーム初オープンを皮切りに、2019年に長野市の南側にあたる篠ノ井に、2021年は上田市にと次々オープン。外装工事の完工数は年598件で、稲葉本店が315件、篠ノ井店が183件、上田店が100件。前期リフォーム売上高は5億8000万円で、その前の期より30%近く伸びた。内訳は、契約ベースで稲葉本店が3億4000万円、篠ノ井店が1億5500万円、上田店が8100万円。
同社がリフォーム売上高を伸ばした要因は、大きく2つある。1つはショールームを続々オープンしたこと。もう1つは、店舗誘導につなげる仕組みを設けたことだ。
店舗はいずれも、塗装の技術や種類、同社の営業フローを伝える内容になっている。例えば上田店の店内では、1、2、3回ごとの上塗り違いや工事までの流れ、社員紹介を行い、安心感を与えるようにしている。

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