外壁塗装でリフォーム売上高9億円を超えるフロンティア(千葉県船橋市)は、戸建て塗装と大規模修繕事業の集客を分けることで、両事業ともに安定した業績を残している。いずれもターゲットをきちんと決め、明確に分けている点が特徴だ。
戸建て塗装と大規模修繕で9億円
バス・電車のラッピング広告で集客
電車やバスラッピング広告には、統一したブルーカラーとキャラクターをデザインしている
本社入り口にも大きな看板を設けて目をひかせる
地元向けに広告掲載
同社は2009年に設立。千葉県を中心に、戸建ての塗装と集合住宅の大規模修繕を展開している。リフォーム売上高は前々期は9億円、前期7億8000万円で、施工件数は年間500〜600件ほど。平均単価は、戸建てが120万〜130万円、集合住宅の大規模修繕は1000万円超えとなる。今期(2025年2月期)は約9億円になる見込みだ。
同社の強みは、戸建て向けと大規模修繕向けで集客戦略を分けていることだ。
まず戸建て向けの対策は、地元沿線や道路、バスなどへの広告出稿。最初の取り組みは、2011年に開始した千葉都市モノレールの車両へのラッピング広告だ。設立当初、千葉市若葉区の区役所前に店舗を構えていたことから、近隣住民への宣伝強化を図った。

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