ガラスメーカーの旭硝子(東京都千代田区)がブラジルで建築用ガラスの商業生産を開始した。
同社は2011年11月に約400億円を投じてブラジル・サンパウロ州グアラティンゲタ市に、同社グループの新工場を建設した。建築用のほかにミラーや自動車用ガラスも量産体制が整い次第、順次出荷していく計画だ。
ブラジルサンパウロ市の新工場
新工場の年間生産能力は、建築用フロートガラスが22万トン、自動車用ガラスが50万台分を見込んでいる。同工場は、生産設備に排ガス処理、省エネ、省水資源の先進技術を導入し、南米で最も環境負荷の低いガラス工場となるという。
製造工程における環境負荷低減のほか、空調エネルギーの消費を低減する熱線反射ガラスや、銅や鉛を使用しないミラーなど、製品においても環境保全への貢献を目指している。

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