塗装事業者向けノウハウ提供組織、トップペインターズ(千葉県八千代市)は加盟店数が15社に増えたことから、4月までに20社への拡大を目指す。中には入会2年で売上高の半分であった元請け工事率を9割まで高めた加盟店も出ており、成果が表れ始めている。
2013年12月某日、大阪駅近くの会議室には8社の塗装会社が集まった。彼らは、トップペインターズの加盟店、愛知県、茨城県、静岡県といろいろな地域から勉強会に参加するため集まった。加盟した理由は各社によってさまざまだ。
「塗料の差別化をしたいと思いまして1000%伸びるという弾性塗料に魅力を感じました」(きらめきペイント、中島佳住真社長)
「元請け化を進めるため、設立当初から加盟しました。当初は5000万円の売り上げで元請け比率は半分でしたが、2年で6000万円に売り上げが伸び、元請け化率が9割になりました」(御南塗装工業、中村英行社長)
「昨年までは、9割下請けでしたので、元請け化を進めようと考えていました。しかし、チラシを作るにも自分で考えるのには限界がありますので、そのノウハウを得るため参加しました」(ナリタ塗装、成田仁社長)
トップペインターズは2011年11月に発足した塗装業界の元請け化をサポートする組織。セミナーによる受注活動手法や、チラシの作り方、クロージング法といったノウハウの提供を行う。また、4月からは加盟店に向け光触媒と弾性塗料、2種類のオリジナル塗料の提供もスタートした。
今後は塗装に加え、水まわりのリフォーム事業を行う上でのサポートも行う予定。さらに、下請け職人の育成プロジェクトなども進めている。

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