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「アフター対応」「設備トラブル」などアウトソーシングアクトコール

「アフター対応」「設備トラブル」などアウトソーシング アクトコール

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 「アフター対応」「設備トラブル」「建物検査」など、住宅に関するさまざまな業務を一括解決する企業がある。社名はアクトコール(東京都新宿区)。"住宅総合アウトソーシング事業社"を目指し、ソリューション型ビジネスを展開している。

 「メーンの事業は住宅設備の緊急トラブル解決です。車のジャフのようなサービスと思ってください」(髙松友治新規事業開発推進部長)

 2005年に設立された同社は、不動産管理会社を主な取引先とし、入居者の設備トラブル対応を展開してきた。2012年には東京証券取引所マザーズに上場。現在約2000社の管理会社と取引があり、年間10万件の案件に対応している。

 そんな同社が近年、力を入れているのが、顧客ニーズに合わせたアウトソーシングビジネス。緊急トラブル対応サービスのインフラを基盤にアフター対応や検査業務などを引き受け、住宅業界の業務効率化をサポートしている。

 リフォーム業界は、市場拡大が見込まれるが、それ以上に参入事業者が多く競争が激しい。業務の効率化、新たな提案を行うための体制作りの必要性が高まる中、同社は外に任せられる仕事を請け負う企業として、事業の幅を広げていく構想だ。

 石村裕樹執行役員・第1営業部長は「自社だけではなく、他社と連携しサービスの構築をしていく」と話す。

 すでに大手事業者の依頼で空き家の巡回サービス、再販事業者の建物検査サービスを実現。2月2日からは、リフォームポータルサイト「ローカルワークス」と構築した不動産事業者向け一括見積もりサービスもスタートした。さらに今期中に、業界団体向けに設備の延長保証パッケージも提供開始する計画だ。

 最終的には、あらゆる住宅関連の業務を一括で請け負える体制を構築することが同社の目指す姿。リフォームの業務分割、アウトソーシング化を進めていく。

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